今回はpythonのInput関数について学びます。
アプリケーションを作っていて、
実際に「使用する人に入力してもらいたい項目」ってあると思います。
それをかなえてくれるのが「Input関数」です。
このInput関数を入れることによって、一気にアプリケーションの汎用性が上がります。
外部からの情報があるとそれを使用したアプリケーションになりますからね。
PythonのInput関数とは?
Input関数とは、
冒頭で紹介した通り、アプリケーションを使う人に
「数値や文字列を入力してもらう」関数です。
Input関数でできる事
Input関数を使うと、
まず、コンソール上で文字の入力の指示が出せます。
その後、打ち込まれた文字列や数字を変数に格納し、
その変数を内部の処理に使用することができます。
Input関数で試しに作ってみる
実際に見てもらったほうが早いので、
今回は、お名前表示アプリケーションを作ります。
流れとしては、
アプリケーションを使う人が自分の名前を記入し、
その記入された名前に、文字列を足してprintで出力します。
input('お名前をどうぞ')
まずはこの1行で、アプリケーションを使う人が入力完了するまで
ソフト側は待ちます。
その後、inputで得られた文字列を、
このように変数として代入すると…
x=input('お名前をどうぞ') print(x)
printで出力されます。
これで、アプリケーションを使う人が入力した文字列を
「ソフトの内部」で使用することができます。
Input関数を使うときの注意点
Input関数の注意点ですが、
Input関数で入力してもらう文字や数字は、
「文字列(str)で返ってきます」
試しに、こちらのようにInputで帰ってきた変数の
データ型を確認してみましょう。
データ型の確認は、type()を使います。
x=input('お名前をどうぞ') print(x) print(type(x))
もちろんデータ型はstr(文字列)です。
では、この場合はどうでしょうか?
年齢を聞くパターンです。
x=input('おいくつですか?') print(x) print(type(x))
例えば20歳、と入れてくれればもちろん文字列ですが、
数字(int)を入れる場合もあります。
その場合でも実はxのデータ型はstr(文字列)です。
具体的には、20と入れても、データ型はstrなのです。
意外と間違えやすいので注意が必要です。
さらに例として、円周率のクイズを出しましょう。
x=input('円周率小数点以下2桁まで答えてください。') print(x) print(type(x))
この場合、3.14と入力されるはずです。
つまり、floatですね。
ですが、やはりxのデータ型はstrとなります。
ですから、数字を入力してもらう場合には、
データ型が必ずstr(文字列)となることに注意しましょう。
まとめ
アプリケーションの幅が広がるinput関数を一緒に学びました。
便利な機能ですが、入力されたもののデータ型が、
必ずstrとなることにだけ注意が必要です。
数字を入力してほしいのに、文字列を入れられた場合の処理、
または逆のばあいにもう一度入力してもらう方法もあります。
それはまたの機会にご紹介しますね。
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