今回は、前回のshow文に引き続き、
『Select文』についてご紹介していきます。
このSelect文、insert文と並んで、
データベースを操作する際、使用頻度が高い構文になっています。
また、このSelect文と合わせて修飾句を足すことで、
色んな事ができるようになります。
まずは基本のSelect文の使い方について学んでいきましょう。
MySQLの基本であるSelect文の使い方が理解できる。
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まずはSQL文が通る環境を用意する。
MySQLの導入はすでにできて、
コマンドを打てば反応する状態と仮定しています。
もしまだ環境が整っていない場合は、
こちらの記事を参考にしてインストールしてみてください。
MySQLのSelect文とは?
Selectというだけあって、データテーブルから選択するわけですね。
次の章で具体的なSelect文の使い方について紹介します。
MySQLのSelect文の実際の使い方は?
Select文は、先ほどお伝えしたように、
データテーブルの中から、選択したデータを引っ張ってきます。
前回同様、MySQLをインストールすると最初から入っている、
Worldという名前のデータベースを使用します。
このままだと、データテーブルを指定していない状態ですから、
USE world
と打って、worldというデータベースを使うと宣言しましょう。
次に、こんなコマンドを打ってみてください。これがSelect文の一例です。
SELECT Name FROM city;
このように打ち込んでEnterキーを押すと、
ずらずらっと結果が表示されます。こんな感じ↓↓↓
なんだか簡単じゃないですか?
念のため解説しておくと、このコマンドは、
cityというデータテーブルから、Nameという列のデータを選択。
という意味になっています。
つまり、SELECT文の基本的な使い方としては、
SELECT 〇 FROM △;
〇:指定したデータテーブルのどの成分を引っ張るか。
△:データを引っ張ってきたいテーブル名。
こんな感じです。
他にもちょろちょろと補足する内容があるので解説しておきます。
Select文を使うときに便利なのがshow文。
コマンドとして、SELECTの直後に入れたNameという単語ですが、
こちらは、カラム名と言い、縦方向のいわゆるラベルのような役割をしています。
ただ、このカラム名、初見の場合や、
対象のテーブルの中でどんな名前で登録していたかわからなくなることもあります。
そんな時に便利なのが、前回解説したshow文です。
このshow文を使うことで、
データテーブルにどんなカラム名があるか一発で確認することができます。
cityという今回使用したデータテーブルのカラム名は、
他にどんなものがあるのかご自分で確認してみてください。
複数のカラム名でSelect文を使いたい場合。
ここまで、Selectの直後に入れるものは1つ(Nameというカラム名)でしたが、
当然、複数のカラム名を指定することも可能です。
指定の方法は、,(カンマ)で区切ってつなげていくだけです。
例えば、Nameというカラムと、Popuraltionというカラムを選択したい場合、
このようなコマンドになります。
SELECT Name,Population FROM city;
結果はこんな感じ。
ちゃんと2つが選択されていることがわかりますね。
ちなみに、データテーブルのすべてのカラム名を指定して
データ選択しようとしたとき、すべてのカラム名をカンマで
つなげる必要はありません。
次に紹介する便利な方法があるので、そちらを使ってください。
とりあえず全部の列をSelectする方法。
先ほどの例では、Nameというカラム(列)からデータを抽出しました。
では、カラム名によらず、すべてのデータを選択したい場合はどうなるか?
答えは、*(アスタリスク)をSELECTの直後に入れることで、
全てのデータを選択することができます。
先ほどの例で説明するとこんな感じです。
SELECT * FROM city;
このコマンドを打つことで、
このような結果が出てきます。結構大量なのでびっくりするかもしれないです。
今回のまとめ。
今回解説した内容をおさらいしましょう。
Select文は、SQLの4大命令の一つに数えられるほど
とても重要なコマンドです。
Select文の基本的な使い方はこれで終わりですが、
実作業ではこれよりも複雑な使い方をすることがほとんどです。
今後の記事でSelect文の応用については解説していきますが、
とりあえず基本の構文はしっかり理解しておきましょう。
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