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MySQLの基本構文①Show文:データベースとデータテーブルの中身を見る方法。

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今回は久しぶりにMySQLに関する記事です。

MySQLの基本構文について、
連載型で解説していこうと思います。

まず初回は、MySQLを起動して初めて使うコマンドと言っても
過言ではない、

『showコマンド』について解説します。

参考書などの書籍なんかでは
省かれてしまっているパターンもありますが、
とても便利なコマンドですから、ぜひ使いこなしてください。

この記事を読むことでわかること

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2022年5月に転職。現役バリバリの技術者です。
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そもそもMySQLのテーブルとかデータベースって何??

基本的な内容ですが、
ちょっと忘れてしまった場合用に、
以前解説した記事があります。

もし忘れてしまったらこちらの記事を参考にしてみてください。

MySQLのshowコマンドとは?

MySQLのshowコマンドとは、
データベース及びテータテーブルの中に、
どんな要素が含まれているかを表示させるコマンドです。

showコマンドでできることについては、
以下の章で詳しく解説していきます。

showコマンドの実際の使い方は?

showコマンドの実際の使い方をご紹介します。

構文としてはこの2つが押さえられていればOKです。

show databases;

show tables;

それぞれについて詳しく解説していきましょう。

show databases; の使い方。

まず注意点からお話しますが、
show database;ではなく、複数形で、show databases;
としないとコマンドが間違っていますのでエラーとなります。

エラー内容としてはこんな感じ。

show database;と間違えて入力すると発生するエラー内容。

ERROR 1064 (42000): You have an error in your SQL syntax; check the manual that corresponds to your MySQL server version for the right syntax to use near ‘database’ at line 1

show database;で発生するエラー内容より。

要するにdatabaseというのは誤りなのでエラーですと教えてくれているわけです。

では注意点の説明も終わったところで、
実際に初期状態のMySQLインストール直後の状態の
データベースにアクセスしてshowコマンドを使ってみましょう。

まずはログインしてから、

show databases;

と打ち込んでエンターキーを押します。
すると、こんな感じでデフォルトでプリインストールされたデータベースが表示されます。

show databases;で出力されるデータ。

合計6個のデータベースがプリインストールされているということがわかります。
そのうえで、例えばworldにどんなテーブルが入っているか??
確認してみたくなりますよね?

それができるのがshow tables;です。
次の章で解説します。

show tables; の使い方。

show databases; の使い方がわかったところで、
今度はshow tables; の使い方です。

show tables; は、show databases; と同様、
show tables; と複数形になることに注意が必要です。

また、show databases; と異なり、
どのデータベースのデータテーブルが確認したいのか?
という処理がワンクッション入ります。

具体的には、2通りのやり方があります。

①データベースを指定してuseコマンドで選択する方法。

まず一つ目の方法ですが、
例えば、先ほどのデータベースの例でいくと、
6個のデータベースが存在していて、
それぞれのデータベースにデータテーブルが存在しています。

ですから、単純に
show tables;と打ち込んでも、
どのデータベースのデータテーブルが確認したいのか
パソコン側も????となるわけですね。

ですから、
いったん、調べたいデータベースを選択しましょう。

その方法が、

use データベース名

これだけです。
例えば先ほどshow databases; で出した中から、
worldを選択するとしましょう。

databaseの情報から、worldを選択してみる。


すると、こうなります。

use world

このコマンドを打ち込むことで、
Database changed
と表示され、無事にworldのデータベースを選択した状態になります。

その後、show tables;と打ち込むことで、
worldの中にどんなデータテーブルが格納されているのか確認できます。

worldを選択後、show tables;を実行した結果。

②in 句を併用することで、データベース名を指定する方法。

次にshow tables;を使う方法として紹介するのは、
『 in 』句を使用する方法です。

先ほどuse コマンドを使用して、
確認したいデータベースを選択した状態で
show tables;と打っていましたよね?

ただ、この『 in 』句を使うことで、
なんとuse コマンドを使用せずに1行でデータテーブル名の
取得が可能になります。

構文としてはこうです。

show tables in データベース名;

特に難しくないですね。
例えば先ほどの6個のデータベースから、
worldのデータテーブルの内容が確認したければ、こうなります。

show tables in world;

useコマンドを使ってわざわざデータベースを選択しなくても
良いところはメリットですね。
ただしその後指定のデータベースで処理が無ければ….という条件付きですが…。

ちなみにですが、in 句の代わりにfrom 句でも同じ動作をします。

showコマンドの使い道は?

例えば、データベースにrootでログインした直後の状態とします。
すると、初めて触るデータベースなんかは特にですが、
どんなデータベースがどんな名前で存在しているかわかりませんね。

そんな時、
『どんなデータベースがあるのか?』、『どんなデータテーブルがあるのか?』
すぐに調べたくなりますよね。

このshow コマンドがあれば、
とりあえずの現在存在しているデータベースとデータテーブルの名前が確認できます。
使い道としては確認が主ですね。

ちょっと応用。テーブルのカラム属性を調べる方法。

show コマンドはデータベースの名前、データテーブルの名前を
表示しましたが、実はデータテーブルのカラム属性も一発で調べることができます。

カラム属性はいわゆる横列の並びの種類についてです。
実際にモノを見たほうが早いと思いますのでやってみましょう。

まず、構文はこちら。

show columns from テーブル名;

先述の通り、use データベース名;
で既にworldを選択した状態だと過程してお話していきます。

worldというデータベースには、
3つのデータテーブルが存在していました。

worldの中に入っているtable。

では、この中の、cityというテーブル。
こちらがどんな構成のデータテーブルなのか調べてみましょう。

コマンドとしてはこうです。

show columns from city;

そうすると、このような形でcityの中身の属性がわかります。

cityというtableの中身の属性をshow columns from city;で出力した結果。

とりあえず今の時点では、Fieldくらい見ておけばOKです。
TypeやNullなどは今後の記事で解説予定です。


このようにshow columnsとすることで、次にcityにデータを格納しようとしたときに、
この形式通りであれば格納できる。ということになります。

今回のまとめ。

今回解説した内容をおさらいします。

showコマンドのつかいかたについて
  • show databasesの使い方について解説。
  • show tablesの使い方について。
    2種類の方法について解説。
  • おまけとしてshow coumns from テーブル名の使い方について解説。

データベースに接続できたはいいものの、
そもそも何をどうしたらいいかわからない….

という場合は、とりあえずshowコマンドをつかって、
いろんな情報を見てみましょう。

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